『自由に生きる』とは程遠い。。在宅フリーランスの一例

DTP・デザイン

「フリーランス」「リモートワーク」「ノマド」「好きなことで生きていく」などなどいろんな言葉が流行りました。これらを実践している方々は総じて素敵で、自由で、充実した生活を送っているように紹介されていることが多いと思います。

私の場合は上記でいうと「フリーランス」に該当し、フリーランスで受ける仕事の中に電話やオンラインのみで発注先とやり取りをするリモートワークも含まれています。

ですが流行りの立場に該当しつつも“自由で充実した生活”とは程遠いです。

私の詳細
地方在住・田舎です
業種:DTPオペレーター、グラフィックデザイナー
内容:主に印刷会社・広告代理店・個人デザイナーからの下請け業務、その他クラウドソーシングで受注した業務など

貰える仕事は全部貰う=時間は自由に使えない

休み無し・徹夜あり

極端にいうと、毎日が「いつ仕事が来なくなるか」との戦いです。

会社などに所属していないので、仕事ゼロ=収入ゼロです。毎月や季節でレギュラーの仕事もありますが、一定期間の発注を確約するような契約ではないのでいつ無くなるかは発注側次第。レギュラー仕事が消え、その分を補える単発案件が無い場合はその月の生活費に困るようになります。

そういうわけで、依頼があれば休み無し・徹夜もありの状態になっても全部受けるようにしています。

・・ただし長期案件などで他との並行が難しいような場合は断ることもあります。
ですがこの謝絶が不運を招くことに。。(後述)

旅行には簡単に行けない

いつ仕事のチャンスが舞い込むか分からないので「来る仕事を全部受けたい」となると長期の旅行には行けません。10年間で旅行らしい旅行に行けたのは1回だけです。半年以上前から予定に組み込み、それでも2泊3日の国内旅行でした。

休みが出来ても何も手につかない

  • 仕事待ちをしたが、結果スケジュールが空いた
  • 予定していた仕事の素材が遅れている
  • 受けていた仕事がキャンセルになった

というような感じで数日空きができても、何も有意義なことはできずにダラダラと過ごしてしまうことが多いです。

「よし、遊びに行こう!」という気持ちにはなかなかなれません。心身ともに日頃の疲れが溜まっていて、行き先を選んだり・計画したりなどの『考える』ことが辛く感じてしまうためです。

また、クラウドソーシングサイトなどで新たに仕事を探そうという気力も湧きにくいです。「まずはゴロゴロしたい」という気持ちが勝ってしまいがちです。

突発的な休み期間は、惰眠を貪り・漫画や映画を漁り・気が向けば大掃除をしたり、、程度で一瞬で過ぎていきます。

フリーランスになり10年。忙しいのに収入は減る。

忙しさはあまり変わらないですが、
年収は独立当初に比べて半分になりました。

DTPやデザインの仕事自体は減少

  1. 印刷データに詳しくなくても気軽に利用できる各種印刷通販が浸透した。
  2. WordやExcelのデータでも印刷できるようになった。
  3. 多くの会社・店舗が景気悪化で広告費を削減する流れになった。
  4. 広告メディアの選択がWebメインにシフトした。
  5. 広告物を社員や店舗スタッフが作る「自家製」が流行りになった。
  6. Adobeのソフトがサブスクリプション化し、未経験でも気軽に手を出しやすくなった。

私の仕事はチラシなどの印刷物が多いのですが減少した原因はこれらのようなことが考えられそうです。上記以外では、諸条件がより良い別の会社やデザイナーさんに乗り換えた。というケースもあると思います。

またもう一つ、、一度断ると二度目が来にくい。というのがあります。
上の方で「仕事を断ったことがある」と書きましたが、その場合企業は別の方(Aさん)にオファーします。そうすると、再び私にその企業からオファーが来るのはAさんが次の案件で断ったタイミングになります。それも運が良ければの話で、大抵はそのまた別の方(Bさん)に。。という流れかと思います。

ところで仕事数の減少は確かにあるのですが、
案件数が10年前に比べて半数になっているわけではありません。

収入が大幅に減った原因

  1. 企業からの案件が減り、個人店舗・趣味に近い個人事業の案件が増加
  2. クライアント「自家製」データの『お直し作業』案件が増加

などが挙げられます。1の「個人店舗・趣味レベルの事業の案件」は低予算の広告物となり、必要なデザインレベル・作業時間に対して低価格です。2はお客様が作った「自家製データ」を印刷入稿可能になるように補修加工する案件です。不明点・修正点の確認など作業工程は多いですが、こちらで「デザイン制作」を行っていないので少額請求となります。

例え少ない額でも「チリツモ」。
お仕事をいただけるだけでありがたいと思わないといけません。

・・・チリツモ作戦にも限界あり。
懐に余裕がなくなると、さらに自由を奪われていきます。

お金が無いと自由は買えない

「自由はお金で買えない」というフレーズを見かけます。

素敵な言葉ですが、
お金にある程度余裕がある人だからこそ発せる言葉だと思います。

お金が無いのに自由に食べたり飲んだり遊んだりは当然できません。

お金のかかる趣味は断念

辞めた趣味は「美術鑑賞」「写真」「読書」「お取り寄せグルメ」です。
一応クリエイターの端くれなのでいわゆるインプット活動です。

美術鑑賞
見たい展覧会や企画展はほぼ大都市で開催されます。私の場合は地方在住なので交通費と、遠方であれば宿泊費も必要になり結構な費用になってしまいます。

写真
フィルムカメラとデジラルカメラを使っていましたが、フィルムカメラは現像代・フィルム代がかかるので辞め、デジタルカメラは故障を機に辞めました。

読書
以前は月に少なくとも1冊、計1000〜3000円程度買っていました。紙の本を読まなくなると自分がどんどんダメな人間に近づいているような、妙な恐怖に襲われます。

お取り寄せグルメ
メディアで話題になったお菓子や名産品グルメを通販で取り寄せるのが好きでした。今でもネットで美味しそうなものがあると食べたい欲が湧きますが「これを食べなくても死ぬわけじゃない」と自己暗示をかけてぐっと我慢します。

悪い意味でミニマリストに。

日常的にお金が足りない私は、食べたいもの・欲しいものを生きるのに必要最小限またはそれ以下しか手にしなくなりました。
この場合「私はミニマリストです!」といってよいのでしょうか?

例えば持ち物の少なさを観点に見るとミニマリストなのかもしれないですが、その持ち物は本来自分が欲しいものではなく、安さを決め手に仕方なく買ったものだったりします。生活に充実感はありません。。となると世の中でその暮らしぶりを称賛されている「ミニマリスト」とはやはり違いそうですね(泣)

「ミニマリスト」という言葉が流行り始めた頃、それは褒め言葉なのか貶し言葉なのか、またそう表される方は果たして節約家なのか浪費家なのか、何とも掴みどころのない言葉だと思いました。悪く言えば「ケチ」、あるいは1つの物を納得いくまで何度も買い替える「無駄遣い屋さん」かもしれないなと。

限られた中で自由と充実を手に入れる

時間の自由

先に申したことと矛盾が生じますが
『ある意味で』時間に自由は効きます。

フリーランスの特権ともいえることですが、
勤務時間は原則として自分で決められます

例えば睡眠時間を長く取りたければ、
次の日の夜仕事をして寝た分を取り返せば良いということです。

連絡などの都合があるので大まかな勤務時間帯は決める必要がありますが、
きっちり「9時から17時まで」というように縛る必要もありません。

締切等に余裕があり、事前に取引先などに連絡を入れておけば
平日に休むことも可能ではあります。

節約生活を楽しむ

費用や時間を理由に諦めた趣味も多いですが、新しい趣味もできました。

無料で楽しめるメディア「YouTube」「Instagram」
最近YouTubeをかなり見るようになりました。
好きな曲のMVでリストを作って作業用BGMにしたり、YouTuberさんの動画も娯楽でよく見ています。ちなみに我が家にはテレビがないです。
Instagramでは好きな写真家やブランドのアカウントをよく見ています。デザインやファッション・カルチャー雑誌を買わなくなったのでその代わりです。

安価で楽しめる娯楽「動画配信サイト」「スマホゲーム」
動画配信サイトは月額制ですが、毎月課金状態だと少し経済的に厳しいので見たい作品がある時だけ登録するスタンスです。過去のドラマ・見たい映画などをある程度まとめておいて、登録した1ヶ月間に集中して見る方式です。

自炊
一人暮らしで、尚且つ仕事を優先しがちなので普段の食事はコンビニ・ファストフード・出前などの割合が多かったのですが、基本的に自炊をするように切り替えました。ネットで節約レシピを探して作ったり、自分でレシピを開発?したりしています。時間もかかるし面倒ですが、美味しくできたときはうれしいです。

この先ずっとフリーランスを続けるか?

正直、DTP・デザイナーだけでは厳しいと思っています。

ですが、もう少しだけフリーで粘ってみようと考えています。
対応できる業務内容を増やせるように努力するか、
アルバイトを掛け持ちする半フリーランスになるか、
はたまたどこかで社員に返り咲くか。。
人生この先まだまだ続くので、自分がどういう生活を送りたいかを
じっくり考えながら進んでみようと思います。

年齢的にはあんまりのんびりしていられないんですけどね;;

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