年賀状に「椿の花」はOK?

DTP・デザイン

DTPの仕事で年賀状作成をする場合は大体フリー素材を使用するので今年も探していたのですが、良さそうだなと思った年賀状素材に「椿の花」が使ってあり、
そこでふと、

「あれ、椿の花は年賀状に使って良かったっけ…?」と。。

椿の花は「お見舞いには不向き」というのが有名ですね。
開花後、枯れる前に花の部分が丸ごとぽろっと落ちてしまうので「首が落ちる」ことを連想させるためと言われています。

素材として作成・提供されているものだし大丈夫だろうと思う反面、やっぱりちょっと気にはなるなあということで調べてみました。

「椿」は、NGでは無さそう

「年賀状 椿」でGoogle画像検索をすると椿デザインの年賀状がたくさんヒットします。和風デザインでよく好まれる冬の花ですし、赤い椿や紅白の椿のデザインは華やかで縁起が良さそうに見えます。

「年賀状 椿」でのGoogle検索結果画面

ただし気を付けたいのはイラストやデザイン全体の雰囲気でしょうか。椿は「喪中はがき」にもよく使われる花なので、白一色や寂しげなデザインは避けた方がいいかもしれません。

では「菊」は?

菊の花はお墓のお供えによく使われるので、何となく縁起が悪そうなイメージもします。ですが、こちらも年賀状に使っても問題なさそうです。

「年賀状 菊」でのGoogle検索結果画面

千代紙の柄にもよく使われていますし、伝統的な煌びやかさでお正月らしい感じがします。お供えによく使われるのは格式が高い・長持ちするなどの理由からで「仏事用の花だから」というわけではないそうです。
ですがやはり菊も椿と同様に「喪中はがき」にもよく使われますので、デザインの雰囲気には気を付けたいところです。

気を付けるならデザインよりも言葉遣い?

年賀状に “絶対に使ってはいけない” デザインやイラストというのは存在しない気がします。明らかに喪中はがきに見えるもの、その他気分を害するもの、などになると話が別ですが。。

逆に、伝統的な作法があるのが言葉遣いです。

綿密にいうと諸説あるようなのですが
例えば、目上の方に使って良い賀詞は
「謹んで新春(新年)のお慶びを申し上げます」が最も無難、
「迎春」「賀正」などの略語は同輩・目下の方にのみ使用可能。などがありますね。
ちなみに「謹賀新年」などの四文字略語は、目上もOKという説・NGという説両方あるので要注意です。

ついでに、よくありそうなNG例を。。

  • 『新年あけましておめでとうございます』:「新年」「明ける」が重複
  • 『A HAPPY NEW YEAR』:「A」は不要
  • 『1月1日 元旦』:「元旦」は元日(1月1日)の朝 なので重複
  • 『去年は大変お世話に…』:「去る」が忌み言葉なのでこの場合は昨年旧年を使用

よくあるNG例、仕事が立て込んでいる時期だとうっかり見逃したりします。校正で誰かが気が付いてくれますが、もし誰も気が付かなかったらと思うと怖いですね;;

NGでなくても気にしたいこと/目上宛、会社の年賀状など

赤文字

賀詞を赤色でデザインしてある年賀状はよくあると思いますが、会社の年賀状や、ご年配層や昔ながらの言い伝え等を気にされる方に出す場合は使わない方が良いかもしれません。「失礼である」「縁起が悪い」という考え方があるようです。

黒枠

洋風のおしゃれなデザインとして黒枠は流行っていますが(有名どころではGUCCIの箱や紙袋でしょうか;;)、たとえ英語書きの年賀状デザインだとしてもできれば避けるべきかと思います。年賀状全体を囲む枠・縁どりはもちろんですが、吹き出しなどの部分デザインでも黒い枠だと「縁起が悪い」と感じる方もいるようです。
また、年賀状全体を四角で囲む枠デザインは黒色に限らずどんな色でも、なんとなく弔事を連想させるので辞めておいた方が無難なようです。

淡い水色・淡い緑色・淡い紫で統一したデザイン

例えばシンプルでスタイリッシュなデザイン、もしくはエレガントなデザイン、等として考えると良いのですが、やはりぱっと見は「喪中はがき」に見えがちです。

もしお仕事で「お店のイメージに合わせて薄い緑をベースに、緑系と黒色で統一してエレガントにしてほしい」というようなご希望があった場合…あくまでお店のイメージ自体やその場の雰囲気によりますが「暖色系の差し色」や「寂しく見えないフォントを使う」などの提案をしてみても良いかもしれないです。

そして「椿」「菊」

検索してみると、私と同じように「使っても大丈夫か?」と疑問を持った人が少なくないようでした。気にしている人が少なからず居るということは避ておいた方が良さそうです。


結果、調べるきっかけとなった年賀状作成では「椿のデザイン」を使うことを断念しました。仕事でやる以上、というと語弊があるかもしれないですが、礼儀や慣しの上で問題ないとされていても「気にする人がいる」という時点で「椿を使うのは危ないなあ」と判断した感じです。すごく可愛く、気に入って貰えそうなデザインだったのでその点では少し惜しかったですけどね;;

コメント

タイトルとURLをコピーしました